うどん県へ行ってきました
何を隠そう私、無類のうどん好きであります。
過去に二度程ツアーや私用で香川に行ったおり、うどんを食べているのですが、今回うどんそのものを目的として香川へ行ってまいりました。
ネットや香川出身の友人、果ては香川出身の嫁を持つツレにまでリサーチした結果、4つに絞り込むことにしました。
①山越うどん( http://www.my-kagawa.jp/udon/detail.php?id=68 )
山越の釜玉といえば全国区らしく、どこを見てもイチオシされておりました。
深夜に京都を出発し、早朝に到着した我々一行は、駐車場でしばし仮眠を取りつつも開店30分前には店へ向かいました。
みると、もうお客さんがいるではないですか!
なんとなくぶらぶらと待っていると、店員さんが8時40分から開けます、とのこと。
開店して間もなく我々も注文に成功。
もちろん「かまたま」です。
すでに後続にはお客さんが続々と。
平日でも関係ない人気ぶりです。
システムには不慣れな関西人ですが、シンプルにかけだしをかけて食う、というもの。
最初の1すすりでまず感じることは、コシの強さ。
作りがシンプルなので、最初から最後までうどんと相対することになるのですが、このコシの強さを違う言葉で表現するなら「弾力」ということになるのでしょうか。
この特有のコシの強さは香川のうどん全体の特徴と言えると思います。
かけだしは冷えており、冷やすように味を作ってあるとのこと。
だしもシンプルにかつおだし。
うどんを邪魔せず、しかし食べやすくしてくれる丁度いい案配。
うむ、美味い。
流石、香川一とも評される名店。
これを京都で食べれば1000円以上するでしょう。
調子に乗って鳥天も食べましたが、これは完全にフライドチキン味でございました。
②源内 ( http://www.gennai.co.jp/ )
高松市街へと移動して、2軒目は源内。
カレーうどんが有名とのこと。
またしても我々一行は開店10分前に到着。
しかしこれまたおばちゃんが10分早く暖簾をだしていざ店内へ。
このお店は製麺所スタイルではなく、関西にもあるようなちゃんとちゃんとのお店スタイル。
頑固(そうな)親父と跡継ぎっぽいおっさん、複数のおばちゃんの迫力に押し負けながらも無事カレーうどんを注文。
しかし、我々は予想だにしない言葉を聞くことになります。
我々一行のすぐ後に入ってきた初老の方が、
「カレーうどん、中辛で」
と注文なさったのです。
ざわつく一行。
辛さの指定をするスタイルなのか、と。
果たして指定がない場合、辛さはどの様なものなのか。
ここは注文してから茹でるタイプのお店なので、しばしの間がありカレーうどんはやって来ました。
お値段は900円。
そう、関西でも普通に見る感じのカレーうどんが、お値段もそのままに我々の前に姿を現したのです。
あらわれたうどんを具材ごと箸で掴み、一口すする。
辛い。
めっちゃ辛い。
いや、厳密には辛いというより、めっちゃピリピリする。
このピリピリはやはり汁なのか。
汁を一口すする。
あっつい。
めっちゃくちゃあっつい。
尋常ではない熱さ。
ノドを火傷してしまいました。
まだ汁に手を付けるには時期尚早すぎたか……!
この失態がうどんをすする度にむせ返るという悪循環を生みます。
うどんそのものはコシがあり、細めの面なのにしっかりとした存在感があり美味しいです。
ピリピリとした辛みに慣れてきてようやく気付いてきたのですが、どうやらカレーそのものは結構甘い。
野菜なのか、それともりんごや蜂蜜が入っているのかわかりませんが、甘口です。
甘口カレーをスパイシーにしました、という味。
我々一行は2軒目ということ、そして源内のカレーうどんがかなりボリューミーであることに相まって、甘口のクドさに苦しめられます。
中辛にしとけば良かった。
後悔先に立たずとはこのことです。
なんとか完食しましたが、ここはファストフード感覚でハシゴするようなお店ではなかった、という教訓を胸に店を後にすることに。
香川県民のうどんとの向き合い方をまた一つ学んだ思いでした。
③竹清うどん ( http://www.gennai.co.jp/ )
すでにお腹は満タン、悲鳴どころか嗚咽すら聞こえそうな状況ではありましたが、わざわざ香川にうどん食いにきて午前中で尻尾巻いて帰るとは何事か、という意思のもと、竹清へと向かいます。
ここは天ぷらが有名で、特に半熟卵の天ぷらが有名とのこと。
決死の思いで店に入った我々は、半玉という量目があることを発見し、歓喜に打ち震えました。
しかしここは天ぷらのお店。
ちくわと卵ができるよ、とのことで両方をオーダー。
うどんはセルフ、天ぷらは揚がったら持って来てくれるスタイルです。
冷えたかけだしでうどんを一気にかきこみます。
ダシが非常に美味い。
うどんも他店と比べても引けをとらないつるつる感。
わかめやネギ等のトッピングが好きに入れられるのも好感度高し。
遅れてやってきた半熟卵の天ぷら。
コイツとは空腹の状態で会いたかった。
美味い。
しかし、濃厚。
基本うどん周りはうどんを邪魔せず引き立ててくれる味が作られているのですが、コイツはたしかにうどんの向こうを張れるだけの主張をしてくる。
天ぷらが有名と言われる所以を実感した次第。
我々一行はなんとか食事を終えたのでした。
本当ならもう一件、山下うどん(http://www.my-kagawa.jp/udon/detail.php?id=73)というところへ行く予定だったのですが、流石にもう限界でした。
次回があればリベンジしたいです。
しかし、あの値段であのクオリティのうどんが食べれるなんて、香川にお住まいのみなさんが羨ましい。
3軒回ってみた感想としては、ちゃんとしたお店なら他県でも食べれるので、わざわざくるならファストフードスタイルのお店を回るのが良いかと思います。
おそらくうどん自体はどこも美味しく、値段の違いは具材や汁にあると思います。
シンプルにうどんと相対する、それがうどん県の醍醐味ではないでしょうか。
おれがやってるバンド、PSYCHO kui METALLICSのライヴの予定です。
このブログは趣味に走りすぎていて何をやっている人かまったく解らない、と言われましたので。
7/26 心斎橋BRONZE
10周年に合わせて、新しいアルバム発売しました!
買ってねー!
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詳細はオフィシャルホームページまで!
過去に二度程ツアーや私用で香川に行ったおり、うどんを食べているのですが、今回うどんそのものを目的として香川へ行ってまいりました。
ネットや香川出身の友人、果ては香川出身の嫁を持つツレにまでリサーチした結果、4つに絞り込むことにしました。
①山越うどん( http://www.my-kagawa.jp/udon/detail.php?id=68 )
山越の釜玉といえば全国区らしく、どこを見てもイチオシされておりました。
深夜に京都を出発し、早朝に到着した我々一行は、駐車場でしばし仮眠を取りつつも開店30分前には店へ向かいました。
みると、もうお客さんがいるではないですか!
なんとなくぶらぶらと待っていると、店員さんが8時40分から開けます、とのこと。
開店して間もなく我々も注文に成功。
もちろん「かまたま」です。
すでに後続にはお客さんが続々と。
平日でも関係ない人気ぶりです。
システムには不慣れな関西人ですが、シンプルにかけだしをかけて食う、というもの。
最初の1すすりでまず感じることは、コシの強さ。
作りがシンプルなので、最初から最後までうどんと相対することになるのですが、このコシの強さを違う言葉で表現するなら「弾力」ということになるのでしょうか。
この特有のコシの強さは香川のうどん全体の特徴と言えると思います。
かけだしは冷えており、冷やすように味を作ってあるとのこと。
だしもシンプルにかつおだし。
うどんを邪魔せず、しかし食べやすくしてくれる丁度いい案配。
うむ、美味い。
流石、香川一とも評される名店。
これを京都で食べれば1000円以上するでしょう。
調子に乗って鳥天も食べましたが、これは完全にフライドチキン味でございました。
②源内 ( http://www.gennai.co.jp/ )
高松市街へと移動して、2軒目は源内。
カレーうどんが有名とのこと。
またしても我々一行は開店10分前に到着。
しかしこれまたおばちゃんが10分早く暖簾をだしていざ店内へ。
このお店は製麺所スタイルではなく、関西にもあるようなちゃんとちゃんとのお店スタイル。
頑固(そうな)親父と跡継ぎっぽいおっさん、複数のおばちゃんの迫力に押し負けながらも無事カレーうどんを注文。
しかし、我々は予想だにしない言葉を聞くことになります。
我々一行のすぐ後に入ってきた初老の方が、
「カレーうどん、中辛で」
と注文なさったのです。
ざわつく一行。
辛さの指定をするスタイルなのか、と。
果たして指定がない場合、辛さはどの様なものなのか。
ここは注文してから茹でるタイプのお店なので、しばしの間がありカレーうどんはやって来ました。
お値段は900円。
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あらわれたうどんを具材ごと箸で掴み、一口すする。
辛い。
めっちゃ辛い。
いや、厳密には辛いというより、めっちゃピリピリする。
このピリピリはやはり汁なのか。
汁を一口すする。
あっつい。
めっちゃくちゃあっつい。
尋常ではない熱さ。
ノドを火傷してしまいました。
まだ汁に手を付けるには時期尚早すぎたか……!
この失態がうどんをすする度にむせ返るという悪循環を生みます。
うどんそのものはコシがあり、細めの面なのにしっかりとした存在感があり美味しいです。
ピリピリとした辛みに慣れてきてようやく気付いてきたのですが、どうやらカレーそのものは結構甘い。
野菜なのか、それともりんごや蜂蜜が入っているのかわかりませんが、甘口です。
甘口カレーをスパイシーにしました、という味。
我々一行は2軒目ということ、そして源内のカレーうどんがかなりボリューミーであることに相まって、甘口のクドさに苦しめられます。
中辛にしとけば良かった。
後悔先に立たずとはこのことです。
なんとか完食しましたが、ここはファストフード感覚でハシゴするようなお店ではなかった、という教訓を胸に店を後にすることに。
香川県民のうどんとの向き合い方をまた一つ学んだ思いでした。
③竹清うどん ( http://www.gennai.co.jp/ )
すでにお腹は満タン、悲鳴どころか嗚咽すら聞こえそうな状況ではありましたが、わざわざ香川にうどん食いにきて午前中で尻尾巻いて帰るとは何事か、という意思のもと、竹清へと向かいます。
ここは天ぷらが有名で、特に半熟卵の天ぷらが有名とのこと。
決死の思いで店に入った我々は、半玉という量目があることを発見し、歓喜に打ち震えました。
しかしここは天ぷらのお店。
ちくわと卵ができるよ、とのことで両方をオーダー。
うどんはセルフ、天ぷらは揚がったら持って来てくれるスタイルです。
冷えたかけだしでうどんを一気にかきこみます。
ダシが非常に美味い。
うどんも他店と比べても引けをとらないつるつる感。
わかめやネギ等のトッピングが好きに入れられるのも好感度高し。
遅れてやってきた半熟卵の天ぷら。
コイツとは空腹の状態で会いたかった。
美味い。
しかし、濃厚。
基本うどん周りはうどんを邪魔せず引き立ててくれる味が作られているのですが、コイツはたしかにうどんの向こうを張れるだけの主張をしてくる。
天ぷらが有名と言われる所以を実感した次第。
我々一行はなんとか食事を終えたのでした。
本当ならもう一件、山下うどん(http://www.my-kagawa.jp/udon/detail.php?id=73)というところへ行く予定だったのですが、流石にもう限界でした。
次回があればリベンジしたいです。
しかし、あの値段であのクオリティのうどんが食べれるなんて、香川にお住まいのみなさんが羨ましい。
3軒回ってみた感想としては、ちゃんとしたお店なら他県でも食べれるので、わざわざくるならファストフードスタイルのお店を回るのが良いかと思います。
おそらくうどん自体はどこも美味しく、値段の違いは具材や汁にあると思います。
シンプルにうどんと相対する、それがうどん県の醍醐味ではないでしょうか。
おれがやってるバンド、PSYCHO kui METALLICSのライヴの予定です。
このブログは趣味に走りすぎていて何をやっている人かまったく解らない、と言われましたので。
7/26 心斎橋BRONZE
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