さとさまの日常

京都のROCK BAR DIRTオーナー、さとさまの日々の覚え書きを書き記す。

テニスはなぜ爽やかなのか?

テニス=さわやかという図式が成り立っている。

実際のところ、爽やかかどうかわからないが、なぜだかテニスやってる人は爽やかなのだ。

辞書を引いてみると、

1、気分が晴れ晴れとして快いさま。さっぱりとして気持ちがよいさま。

とされている。



自分はテニスをやったことがあるが、とてつもなくシンドかった。

辛く、苦しく、汗だくであった。

上記のようなさまでは全くなかった。

テレビでウィンブルドンがやっていたが、みんな必死の形相であった。

奇声を発し、前後左右へと走り回っていた。

つまり、テニスは爽やかさとはほど遠いスポーツなのではないか、思うのだ。



しかしテニスは爽やかなスポーツとして認知されている。

テニスやってるヤツは大概爽やかな笑顔を振りまいている(ような気がする)。

色々推測できるが、テニスやってるヤツらは、テニス=爽やかというイメージを守るために自分を厳しく律しているのではないだろうか




テニスを初めて3ヶ月もすると、テニスイメージ向上委員会的な組織から接触があり、厳しい戒律を守りテニスを続けるか、それともここでテニスを辞めるか、今後の人生において、あー、テニスならちょっとだけ齧ってましたねー、程度のアピり方しか出来ないかを選択するのだと思う。

違反すれば消されるのではないか。

そしてテニスをする以上、爽やかに振る舞うことを義務付けられるのではないか。

もちろん、やる以上は爽やかに振る舞うイロハが叩きこまれる。

白系統の服の着こなしや、ミントの育成方法等が叩き込まれるのだろうし、さらにはどんなに汗がベッタベタであってもさらっとしているように振る舞う術や、異性に対するアプローチの仕方も定められていると思われる。


そうした結果テニスは爽やかというパブリックイメージを獲得するに至ったのだ。




ではなぜそんなことをしたのか。

答えは簡単、テニスやってるとこを見たら大体引くからである。

大人が本気で奇声をあげながら走り回ってるさまなど、まぁ引く。

テニスはコートの大きさがあまり大きくないので、いったり来たりが多いことも何か必死っぽいことに一役買っている。

こんな光景を何世紀も昔の人がみたら、即刻異端審問である。

キリスト教の戒律は厳しいのだ(推測)。

サッカーは最初から人骨を蹴り回すというダーティなイメージがあった。

クリケットは1ゲームが4〜5日に及ぶこともあり、貴族が遊んで暮らしてんだぜ、俺というのをアピるのに最適だった(憶測)。

そうなればテニスには、パブリックイメージを向上させるしか道はなかったのではないか。

テニスは試行錯誤の末今のポジションに収まったのだ。



長々と推察してきたが、テニスの爽やかさには大変な努力がある、ということを忘れずに生きていきたいと思う。

彼らはテニスをやってるそぶりもなく、何か女の子とヨロシクやってる時もあるが、それも自由意志によるものではないのだろう。

さわやかテニスフォーエヴァー。






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このブログは趣味に走りすぎていて何をやっている人かまったく解らない、と言われましたので。



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