さとさまの日常

京都のROCK BAR DIRTオーナー、さとさまの日々の覚え書きを書き記す。

遅ればせながらプロ野球の統一球の話

率直に言えば、ありえない。


競技の根幹となる用具を、競技者に伝える事なく変更する等ということは、現代のプロスポーツの世界においては全くもってありえないことだ。

隠蔽工作をしている時点で、なんらかの非難があることがわかっていたはずである。

つまり、そもそもこの変更の基準は常識的な観点から見て異常なことであったはずなのだ。

その変更理由が世間から非難されることを恐れて隠蔽し、しかし実際に競技を行っている選手達から再三の調査を求められ、ことが露見した、ということだと思う。



色んな意味でナメている。

少なくともおれは、選手達が切磋琢磨し、統一球という壁を乗り越えたのではないかと考えていた。

まさか何のアナウンスも無しにルールの変更があったとは思わなかったからだ。

それはイコールで外国人打者のパワーであったり、日本人打者の努力への敬意でもあった。

すげーな新井さん、めっちゃ頑張ったんやな。

そう思ってた。

今回の一件はそういうファンの信頼を裏切った。

表示が間違ってるだけでも訴訟になるこのご時世。

普通の企業なら終わるレベルである。



しかも今回の件は、競技者だけでなく、参加している企業にも説明がなかったということだ。

どこも抗議の声を上げないのが不思議でしかたない。

それぞれが大企業である。

しかしまぁ、ちょっと考えれば読売新聞は疑わしいのだけれど。

こんな横暴やりそうな人の顔が見えてたり。

いや、予想で話すんのはよそう(駄洒落)。



清涼な風が吹いたところで次。



さらにナメてんな、と思うのは、実際にプレーしてる選手が気付かないと考えてたところ。

いや、わかるやろ。

150キロで飛んで来る球打ち返すようなやつらの集まりやで。

ナメすぎやろ。

選手は実際のプレーに対する影響ばかり口にしてるけど、競技の運営側がこういう隠蔽工作であったり、ルールの変更を何のアナウンスも無しにやることをもっと怒るべき。

こんな旧体制然とした運営で世界に勝とうとすんのが大体間違ってる。



この事件から見えることというのは、日本の官僚や企業の性質というものだと思う。

加藤コミッショナーは、自分は聞いてないから辞任しない、と言った。

そう遠くない内に彼は辞任すると思うが、普通なら解任である。

クビになってしかるべきである。

加藤コミッショナーはいわゆる天下り的人事でやってきた人なので、こういう感覚なのかもしれない。

しかし、以前として日本の官僚や企業では天下った人がポストに収まっている。

こんな感覚の人間が要職に就いている時点で、かなりのハンデがある。

これでは、勝てない。

安倍バッシングに躍起になるマスコミも、もしかしてこういう人の保身の為なのではと勘ぐってしまう。

少なくとも、こういうことをすればファンが離れ、運営が厳しくなることが予測できないのだろうか。



おれらの世代は、日本の社会にとって鍵になる世代だと常々考えている。

理由としてはいくつかあって、戦前世代を祖父母に持っていることだとか、戦後の自虐史観が中学生辺りで覆りはじめたこと、高校生辺りでネットが普及したこと等がある。

今30歳前後は、生きた声と横の繋がり、後の世代にはない希望の記憶がある。

自分達のおかれた環境や、役割に自覚的になれる世代じゃないかと思うのだ。

だから、何がベターなのかを日々考えければいけないと思う。

そうなればやるべきことは、私利私欲の為に社会の利潤を消費しようとする輩を排除していくことではないか。

どうせあと数年で退いていくような老人達ではあるが、日本にはそんなに余裕はないように思える。

若くい、現場にいる人間から声を上げていくべきだ。



とまぁ話はズレたけれども、とにかくありえないことやってしまった日本のプロ野球機構。

オトシマエはどうつけるんでしょうね。

それともまた少し野球離れが進んで終わるのかな。

こんなことやるくらいなら、しっかりと経営戦略でも立ればいいのに。

残念至極である。







ここからは宣伝。

おれがやってるバンド、PSYCHO kui METALLICSのライヴの予定です。

このブログは趣味に走りすぎていて何をやっている人かまったく解らない、と言われましたので。



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