さとさまの日常

京都のROCK BAR DIRTオーナー、さとさまの日々の覚え書きを書き記す。

車上荒らし未遂に

遭いまして。

幸いにも犯人は鍵が開かずに諦めたらしく、盗まれた物はありませんでした。

しかし運転席側の鍵が壊されてしまい、こういう事があったというのを報告するという理由もあって警察に通報しました。




110番したら色々と状況を聞かれて、警察官を向かわせるのでそこで待っていてください、ということでした。

なのでとりあえずぼーっと待っていたら警察の方が5分くらいでやってきました。

明らかに20代だと思われる風体のおまわりさんです。

「あ、お兄さん?」

といきなり言われ、若干イラっとしましたが、とりあえずコイツに話をするしかないので状況を説明。

終止この警官はタメ口、どころか何か偉そうなのです。

「これ器物損壊だけどそれでいい?」

みたいな感じなわけです。

いやいや、こっちはもう被害者ですから。

ていうかなんでお前はそんなに偉そうなの?




流石の佐藤さんも心穏やかじゃなくなってきたのでマスクを取り、声色に苛立ちを滲ませながらお前おれより年下だろ、というオーラを放出しました。

するとどうでしょう。

こちらの心中が伝わったらしく、徐々にタメ口から敬語へシフトしようとするではありませんか。

そう、本当に心の底からの願いは人の心に届くのです。

素晴らしいですね。

ラブイズビューティフルです。

この警察官も今後は見た目で判断せずにちゃんと敬語で人と接するようになるでしょう。




そうこうしている内にまたパトカーが来て、中から年配の警察の方が降りてきました。

車検証の写しや現場の写真を撮る必要がある、ということでした。

車の横に立ち、写真に収まる私。

壊された鍵穴を指差し、さらに写真に収まる私。

2人の警官は私の姿を激写していきました。

なぜだかアタマの中にはテレビで見た犯罪者の方の写真が過りました。

車をあちこちから撮影し、引きで現場を撮影して撮影は無事終了したようでした。



その後被害届を出す事に。

被害届けを書きに最寄りの交番まで来て欲しいとのことでした。

全然問題ないですよ、ということで交番へ。

場の流れでパトカーと原付に前後を挟まれる形で交番に移動することに。

これめっっちゃくちゃ緊張する。

指示器出すタイミングとかなぜか緊張する。

後ろに警察がいるというプレッシャー凄いね。

何も疾しいことなんてないのに、人間なんてこんなものなのです。

で、気がつくと原付の方はどっか別の現場へ向かっていたようでした。




交番に着くと、駐車場のちゃんとした住所がわからないので警察の方が管理会社に問い合わせてくれました。

その間暇なので交番の中を観察してました。

凶悪犯罪を犯して指名手配されてる人の顔は、言う程凶悪ではないなぁ、とポスターをみたり。

失踪した人の情報を見て、きよたきもガチで失踪したらこんな感じなのかなぁ、と思ったり。

あ、壁にかかってるカレンダーが警察官のカレンダーで、警察官のカッコ良い写真がカレンダーになってました。

ちなみに3月は鑑識の人達が地面に這いつくばって何かを探している写真でした。

このカレンダー欲しい。



あとは警察の方の指示に従って書類にちょこっと名前や住所を書いて被害届完成。

被害金額など詳細が出たらまた連絡ください、とのことで帰ってきました。



近頃近辺で車上荒らしが多くなっているらしく、犯行は大体朝の4時〜5時頃、ということでした。

流石にこの時間だと新聞屋さんや牛乳屋さんに期待するしかなさそうですな。



鍵は交換しなければならないし、防犯もちょっと考えないといけないですね。

サイコキカーはべっこべこなのでまぁ大丈夫だろう、とタカを括っていましたが、そうも言ってられません。

もし車が盗難に遭っていたら、シャレではすまない事態でした。

ほんと、こういうことをするヤツには全力で不幸が訪れて欲しいです。

ただひたすら悔いるくらいに悲惨な目にあって頂きたいです。



しかし車上荒らしの検挙率は15%程度らしいです。

泣き寝入りなのは許せるとしても、今後の不安が募ります。

一度諦めた車にまたチャレンジしないとは限らないじゃないですか。




これはもう朝の4時から車に隠れて迎え撃つしかないのでしょうか。