強さを知り、弱さを知る

人は成長する。

日々、刻々と成長してゆく。

しかし最近思う。

成長とは、自分を知る過程であると。

決して自分という根本的な部分が変化するわけではないと。



思っていたよりも自分は強く、そして思っているよりも弱いことを知ってゆく。



人は自分が一番見えないのではないかと思う。

他人のことならわかるのに、自分のことになると見えない。

前も後ろも横も上も下も見えているのに、自分の足下は見えない。

どんなに客観性を持ち込んだって、自分のことはわからないのだ。

だからこそ、日々自分を発見する。



何でも無い一言に傷ついてしまう。

でもどんなに辛いことも乗り越えれてしまう。

それはもとから自分に備わったファクターなのだ。

恐る恐る確かめていくしかない。



心のありようや、身体的な能力、周りをとりまく環境や自分を助けてくれる人達。

もしそれらを統合して考えた時に、自分が出来ると判断し、それが達成出来なかったとしたら。

その時に足りないのは努力だと思う。



自分の本質を知ってゆき、それを受け入れる。

個性とは、自分を受け入れるという心の強さを持っていることなのだろう。

時には目を背けたくなるけれど。

その弱さがあるからこそ生まれるものもある。

だからこそ努力できる。



今日も自分の可能性を探して。